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知っとこ!税務のマメ知識

【贈与税や相続税が一切かからない!?】

中小企業の経営者の高齢化が急速に進む中、円滑な代替わりを促すため10年間の特例措置として「事業承継税制」が拡充されました。 現行制度では非上場の自社株式を後継者が引き継いだ際に発生する贈与税や相続税が、その後継者や相続人には大きな負担となっていました。 そこでその問題を解決し、できるだけスムーズな事業承継を後押しするために、一定の要件のもとで贈与税や相続税の納税が猶予される制度が、2018年度の税制改正によって大きく変わりました。 中でも重要なポイントは2つあります。
1つ目は、2023年3月31日までに「特例承継計画」を都道府県庁に提出すると2027年12月31日までに限り、自社株式の贈与や相続の際にかかる贈与税と相続税が一切かからない仕組みになったことです。 2つ目は、雇用の要件が実質的に撤廃されたことです。 改正前の制度では納税を猶予されても5年間平均で雇用者数の8割を維持することが義務付けられていました。 それができなければ猶予された贈与税と相続税の全額を納付しなければなりませんでした。 しかし、今回の改正により実質的にこの要件が撤廃され、リスクが大幅に軽減されたのです。 わずか10年という限られた期間ですが、中小企業の経営者にとっては事業承継について考える絶好のタイミングではないでしょうか。

 

今さら聞けない経済用語

今月の教えてキーワード:【ESG投資】

環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)に配慮している企業を選別して投資すること。 地球温暖化、生物多様性の保護、人権や地域貢献、法令遵守、情報開示などへの取り組みを重視する。 企業の長期的な成長のためにはESGの観点が必要という概念が世界的に広まりつつあり、取り組みが不十分とみなされれば資金を引き揚げる動きもある。 東京オリンピック・パラリンピックを前に世界の投資家は日本企業にも厳しい目を向けている。

 
今月のあなたの運勢

365日が楽しくてたまらない!「商売のヒント」

今月の商売のヒント:【「外れる」勇気】

四季折々で表情を変える美しい自然の風景は、日本の魅力として世界に広く知られています。 けれどこの夏は、アフリカから来た観光客に「日本のほうが暑い!」と言わせるほどの猛暑でした。 天候でも植物の生育でも生き物の生態でも「季節外れ」という言葉が「異常」の代名詞にもなっている現代ですが、昔の日本には季節外れを受け入れる風流がありました。 例えば、俳句の季語では時節を過ぎて鳴く虫の音を「忘れ音」といいます。 時節が過ぎ去ってから咲く花は「忘れ花」。 返り咲きした花は「返り花」。 春半ばの降りじまいの雪は「雪の果」「忘れ雪」「別れ雪」「涅槃雪(ねはんゆき)」など情緒たっぷりに表現されます。 歌人にとっての季節外れは異常ではなく、風情や個性なのでしょう。 「外れる」という言葉には「予測や期待と違う結果になる」「通常の基準に合わなくなる」「一定の枠や基準を超える」という意味もあります。 「一億総中流社会」に象徴された昭和から「多様化」の平成になり、多様化という言葉さえすでに古いと感じるくらい価値観が枝分かれして複雑になりました。 凝り固まった価値観やルールからの脱却を「さよなら、おっさん」と表現した広告が賛否両論を呼んだのは記憶に新しいところ。 「個」の時代がますます加速していくと言われる今、外れること自体が価値を創造していくようにも感じます。
しかし、長年商売をしていると、変化を求めながらも外れることを避けようとするのはよくあることです。 口では「変わりたい」と言いながら、実は今に甘んじていたいという気持ちは、ごく一般的な心理でしょう。 それでも私たちは、外れた事象を受け入れる遺伝子を受け継いでいます。 しかも「激動の昭和」と「多様性の平成」の両方を経験している世代は、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知るバランス感覚も持ち合わせているのではないかと思います。 人によっては3つの年号をまたいで商売をしていく人もいるでしょう。 過去にとらわれず「外れる」勇気を持って新しい時代に望みたいものですね。

 

トレンドを斬る!

斬り捨て御免ポイント:【姿を変えて脚光を浴びる「ポケットベル」】

1990年代に大流行したポケットベルが、姿を変えて脚光を浴びています。
災害時に避難情報を伝える防災無線の屋外拡声放送が聞こえにくいことから、ポケベル電波の戸別受信機を導入する自治体が急増しています。
ポケベル電波は文字を伝える無線通信で、受信機は情報を音声で読み上げます。 建物内に届きやすく受信力の高いポケベル電波は、高額な屋外アンテナが不要で整備の費用も抑えられます。 自然災害が相次ぐ日本列島で、地域住民の命を守るアイテムに変貌です。

 

仁義なきビジネスメール道

今月のメール道:【気の進まない誘いへの対処法】

気の進まない飲み会などに誘われ、断りたいとき「すみません、今日はちょっと・・・」という断り方では理由がはっきり分からないので「なんで?」と押し切られる可能性があります。 「すみません、その日は無理です」という断り方も「無理」という拒絶が、誘った相手に良い印象を持たれません。 このようなときは「せっかくお誘いいただいたのに、すでに予定があり残念です」あるいは「今日はあいにく先約があり、参加できず残念です」という返事の仕方があります。 ポイントは、参加したいけれど事情があり、参加できない意を伝えることです。 「せっかく」「あいにく」という言葉を添え「残念です」で締めくくると相手に受け入れられやすくなります。 「参加したくない」が本音でも、それをストレートに相手にぶつけてしまうと「せっかく誘ったのに・・・」と反感を買うことになります。 「参加しない」という拒否の姿勢を前面に出すのではなく「(本当は参加したいけれど)参加できない」という形で返答すれば、角が立ちません。 言い方ひとつ書き方ひとつで印象が変わるため、断るときも自分の気持ちのままに直球勝負するより、相手の受けとめ方を考慮した変化球で対応するとよいでしょう。 目上の相手から誘われる飲み会などで、忙しくてそれどころじゃないというのが本音の場合も、忙しいことを理由にするのはできれば避けたいものです。 このようなときは「あいにく今、立て込んでおりますので、落ち着いたらこちらからお声がけいたします」という返答の仕方があります。 まず「あいにく」を使って、相手の誘いに今は応えることができない状況を伝え「時間の余裕ができたら改めてこちらから声をかけます」と前向きな姿勢で返答すれば相手も気を悪くしません。 その場で拒否・拒絶するとそこで関係も途切れますが、一旦は相手の意向を受けとめ、次の機会にこちらからアクションを起こす旨を伝えれば相手も安心できます。 このようにバッサリ切り捨てて終わりにせず、先に可能性を残す断り方が理想的でしょう。

 

偉大なる日本の100人に学ぶ

【凄腕の革新者:平清盛】

長らく続いた貴族政治が武士の台頭により揺らぎ始めた頃、その優れた政治手腕で風穴を開け「平氏にあらずんば、人にあらず」と言われるほどの栄華をものにした平清盛は、1118年に貴族に仕える名門の武士の子として生まれました。 文武に長け勢力拡大を図った父の跡を継ぐと、38歳で保元の乱でその実力を知らしめます。 その後、妹や娘を天皇家に嫁がせて姻戚関係を結ぶことによって政権の中枢に上り詰めました。 しかし、それは同時に周囲の強い反発を生むこととなります。 反平氏で挙兵した源頼朝を抑えることはできず63歳で病死。 その4年後の1185年に壇ノ浦の合戦で平氏は滅亡したのでした。 貴族中心の政治に大きな変化をもたらした清盛ですが、日本のインフラ整備にも貢献しています。 貿易を重視していたため、山を切り崩しその土砂で干潟を埋めるという大規模な干拓工事を行い、今の神戸港の位置に港湾を整備。 また宋(そう)との貿易により宋銭を手に入れた清盛は、これまで物々交換だった日本に貨幣経済を持ち込んだのでした。 同じく宋からは百科事典も取り入れ、天皇や貴族たちの贈答品として流通したことで日本の学問の進歩にも寄与しました。 世界遺産で知られる厳島神社も平家一族の結束の象徴として清盛が造営しており、流通・貿易・学問・文化と多方面で今の日本の礎を築いたのでした。

 

アメリカ発!スモールヒントでビッグサクセス

【ありがちなメニューを感動のレシピと最高のサービスで提供して大成功! ~Rascal House】

「最高級の料理をファーストフード店のようなカジュアルで気楽な雰囲気と価格で楽しめる店はほとんど存在しない」という実情をもとに『Rascal House(ラスカル・ハウス)』は誕生しました。 創設者の1人であるファウリー・フランゴスは、とにかく人を感動させるレシピ、良い素材使いにこだわる。 一方、マイク・フランゴスは人を感動させるサービスを心掛けることが大好き。 ひとつの屋根の下に集う家族をコンセプトに、くつろいだ雰囲気の中で提供するメニューはピザ、バーガー、フレンチフライ、リブ、サラダ、ウイングス・・・などなど「ありがち」とされる品々のラインアップ。 ただ扱う素材と味は保証付き! 今や冷凍食品ばかりを扱うレストランが多い中、ピザ一切れをとっても手作りで新鮮味を売り出すことへの情熱が、後々のお客様からの評価、そして信頼を築いてきました。 挑戦してよかったことはフランチャイズ化です。 「自分で育て上げたものを他に手渡すことは容易ではないが、自らと同じ情熱とエネルギーを持ち合わせるオーナーと担当店を分け合うことにより、情熱の掛け合わせがブランドを拡散させる大きな鍵となった」とフランゴスは言います。 創設当初の店はある大学の向かいに位置し、お腹を空かせた学生常連客「わんぱく坊主」たちが毎日集い、親元から離れて勉学に励む彼らが安心して口にできる食事を提供したいという思いをオーナーは常に抱いていました。 お客様とのつながりを大切にする環境づくりがラスカル・ハウスの成功のカギなのでしょう。 ちなみに「ラスカル」とは、「やんちゃなわんぱく坊主」を意味するそうです。

 

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